スター・ウォーズ/エピソード1:ファントム・メナス
Star Wars Episode1 Phantom Menace ソニークラシカルSRCS-8927 発売中
待ちに待ったスター・ウォーズがついに帰ってきた。それも前3作よりもパワーアップされての登場だ。お馴染みの「メイン・タイトル」はそのまま引き継がれ、壮大なるテーマを展開させる。中でも素晴らしいのは幼少のアナキンを彩る「アナキンのテーマ」だ。ストリングスが美しく奏で、本当に魅力的な旋律を聴かせる。後半部にはほんのりとダース・ベイダーの香りもただよってくる曲だ。また、新しい相棒のジャージャーのテーマもある。これは木管を中心に展開するちょっとコミカルな作品だ。圧巻は、「運命の闘い」と呼ばれるトラックである。これは混声合唱団を配した合唱曲で、オーケストラと融合する。ちょうどオルフの「カルミナブラーナ」を彷佛させるスペクタクルな曲だ。これは今後のシリーズのキーポイントとなる曲で、映画の中には頻繁に登場する。さらに「フラグ・パレード」と呼ばれる曲では、ちょっと可愛らしい行進曲も聴くことができる。これは『フック』の「バンケット」を思い起こさせるブラス、バリバリのスコアだ。さらに凄いのは帝国の戦車隊が侵攻するシーンと思える場面を彩る「ドロイドの侵攻」である。ブラスがふんだんに取り入れられ、それは『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』の「鋼鉄の野獣」を彷佛させる様な、重厚でダークなサウンドを展開させる。スコアのほとんどが新曲の中、前作のテーマも登場する。しかし、それは新曲の中にほんのりと入れこまれるだけ、だが、それゆえに逆にインパクトを強くしている感じだ。
全体的にショスタコービッチ風の香りが漂い、それはクラシカルでいて、一大交響詩を聴いているような、充実したスコアが楽しめる。様々なスタイルがある中、バランスよくまとまっており、さすがウィリアムズ、文句のつけようのないスコアの数々である。これでよけい映画が楽しみになってしまったのは私だけではあるまい。
(注:ジャケットのサインは、今年の5月にボストンでいただいたものです)
グッドナイト・ムーン
Stepmom ソニー・クラシカル 発売中
新作の『グッドナイト・ムーン』は、『ザ・リヴァー』を思い起こさせるストリングスと木管を中心とした作風の曲が並んでいます。テーマなどを奏でる主要楽器としてギターが使われ、さらに『オールウェイズ』で聴かせた様なシンセサイザーも使用され、それが全面に押し出されています。また、ピアノとストリングスの絡みなどもふんだんに聴かれ、それは『アイリスへの手紙』を彷彿させる素敵なサウンドです。ギター・ソロとして、クラシック・ギタリストとして米では著名な、クリストファー・パーキングが参加しており、レコーディングはかなり熱が入っていた模様で、演奏中に発した彼のうめき声が微量ながら収録されています。尚、この作品の組曲が12月5日〜7日にオレゴン交響楽団の演奏で、パーキングによって初演されました。
映画の方は、米でクリスマスに公開され、日本ではゴールデンウィークに丸の内ピカデリー他
、全国松竹洋画系で公開です。
収録曲 1. ALWAYS AND ALWAYS(3:41) 2 THE DAYS BETWEEN*(6:27)
3.TIME SPINS ITS WEB (2:19) 4. THE SOCCER GAME(4:27) ハ5 .A CHRISTMAS QUILT
(3:56) 6. ISABEL'S HORSE AND BUGGY (1:28) ハ7 .TAKING PICTURES*(3:12) 8
.ONE SNOWY NIGHT(5:33) ハハハ9.BEN'S ANTICS (3:04) 10ハ. ISABEL'S PICTURE GALLERY
(3:44) 11.ハJACKIE AND ISABEL (2:59) 12ハ.JACKIE'S SECRET (3:33) 13.BONDING(3:55) 14ハ.
AIN'T NO MOUNTAIN HIGH ENOUGH (歌:Marvin Gaye and Tammi Terrell) (2:29)
15. END CREDITS* (6:18) ハハ
*ギター:クリストファー・パーキング
映画のあらすじ: ジュリア・ロバーツ、スーザン・サランドン主演の笑って泣ける感動ドラマ。NYで活躍する女性カメラマンが弁護士と恋に落ち一緒に暮らし始めるが、彼には先妻になつく二人の子供がいた!?障害にぶつかりながらも、彼女なりに奮闘する様を笑いと涙で描いた感動ドラマです。
製作総指揮&監督は、『ホームアローン』のクリス・コロンバス。
過去のサントラ・レヴュー1
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